2023安曇野ガーデンカップ・みすずかるアジリティカップ・信州サマーカップの成績算出
2017年以降採用しているFCIルール2018を用います.
これまでのルールでは全長を旋回スピードで割ったものを標準タイム (SCT)とし,その1.5倍をリミットタイム (MCT)としてきました.
例えば200mのコースで旋回スピードが4.0 m/sであればSCTは50秒,MCTは75秒となります.
アジリティの順位は減点が少ないものを上位とし,同点の場合はタイムが早い方を優先します.
そのためSCT50秒のコースでは下記のとおりの結果となります.
順位 | 犬名 | タイム | タイム減点 | 失敗 | 拒絶 | 減点合計 |
1 | A | 39.23 | 0 | 0 | 0 | 0 |
5 | B | 40 | 0 | 0 | 5 | 5 |
6 | C | 43.22 | 0 | 0 | 5 | 5 |
2 | D | 49.88 | 0 | 0 | 0 | 0 |
3 | E | 54.03 | 4.03 | 0 | 0 | 4.03 |
4 | F | 36.83 | 0 | 5 | 0 | 5 |
一方新ルール (International trial限定)ではSCTは,減点が最も少なく,最もタイムの早いペアのタイムの1.15倍 (切り上げ)となります.
従って新ルールでは下記のとおりの結果となります.
39.23 × 1.15 = 45.115 → SCT: 46秒
順位 | 犬名 | タイム | タイム減点 | 失敗 | 拒絶 | 減点合計 |
1 | A | 39.23 | 0 | 0 | 0 | 0 |
4 | B | 40 | 0 | 0 | 5 | 5 |
5 | C | 43.22 | 0 | 0 | 5 | 5 |
2 | D | 49.88 | 3.88 | 0 | 0 | 3.88 |
6 | E | 54.03 | 8.03 | 0 | 0 | 8.03 |
3 | F | 36.83 | 0 | 5 | 0 | 5 |
また新ルールではMCTはコース全長を既定の旋回スピードで割った値とします.
既定のスピードはJumpingでは2.5 m/s,Agilityでは2.0 m/sとなります.
したがって上記のコースがJPであった場合は200 ÷ 2.5 =80秒,AGであった場合は200 ÷ 2.0 = 100秒となります.
なお,ビギナーに関しては従来通り標準タイム,リミットタイムを設定します.